茨城空港がサザエさんに



「サザエさん」オープニングに本県名所登場

2009/02/26(木) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
 10月から半年間
 人気アニメ番組「サザエさん」(フジテレビ系列で放映中)のオープニングシーンで、県内の観光地が紹介されることが25日、分かった。

 県央地域の九人の首長で構成する県央首長懇話会(座長・加藤浩一水戸市長)が番組制作サイドに?ラブコール”を送り、実現にこぎ着けた。放送期間は10月から来年3月までの半年間。軽快なリズムの主題歌に合わせて、県内観光地の魅力が全国のお茶の間に届けられる。

 フジテレビによると、全国各地の名所を紹介する「サザエさん」のオープニングシーンは約九十秒。サザエさんが県内の観光スポットを巡る内容で、前半三カ月と後半三カ月で内容が変更される。

 今後、観光地などが選定される見込みだが、水戸市の偕楽園や弘道館、ひたちなか市の国営ひたち海浜公園、笠間市の笠間焼などが取り上げられることが予想される。

 「サザエさん」へのアプローチは、昨年の県央首長懇話会の場で行われた「観光客誘致の方策」についての議論が発端。漫画本全巻を所有する大のサザエさんファンの加藤市長が、孫と一緒に同番組を見ていた時に「水戸でもこんなことができたらいいな」と思いついたという。

 加藤市長は「放送が決まったと聞き、大変うれしく思う。特に県央、県北地域の観光地の元気創出につながるといい」と期待感を示した。

 「サザエさん」は一九六九年に始まった長寿番組。毎週日曜日午後六時半から放送し、直近半年間の平均視聴率は19・2%(ビデオリサーチ調べ「関東地区世帯視聴率」を基に集計)で、アニメ番組ではトップの人気を誇る。

 オープニングシーンは、紹介される自治体と番組制作サイドが協力して作り、自治体側は協力費を負担する。2008年四-九月に放送された山口県によると、延べ二十七カ所の観光地が紹介され、同県は協力費として630万円を支払った。7-9月の観光客数は前年比で5%増えたという。

 現在放映中の岐阜県は、約二十四カ所が取り上げられ、協力費は約七百万円を負担した。

 大手広告代理店によると、在京キー局で日曜日の同時間帯に三十秒間の全国CM放送を半年間流すと、広告料は四千-七千万円が相場という。
http://www.ibaraki-np.co.jp/main/topnews.htm

 サザエさんのオープニングに茨城県が紹介されることになったという。

 知らない人はいないくらいのアニメ「サザエさん」にて、茨城県の観光名所が流れれば、その効果は大きいだろう。

          ◇

 茨城空港の開港まで、まもなく約一年となる。

 24日、知事の記者会見があった。




 知事によると、
 国内線は急激な景気悪化とか大手航空会社の経営状況などもあり、思ったよりはるかに厳しい状況と強く感じる。
という。

 県民の航空需要の増大が見込まれており、このまま既存の空港等を利用した場合、時間や費用の面での利用者の損失は決して少なくないから、茨城空港を計画したことになっている。
http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/kuko/qa/a1.htmlより

 ということは、茨城空港をつくることは、手段であり目的ではないことになる。

 しかし、それがいつの間にか、茨城空港をつくることが目的になってはいないだろうか。

 まず、茨城空港を建設して、その後で茨城空港利用促進等協議会などをつくり、需要を補っていくということになっていはいないであろうかと思ってしまうのである。

 目的が達成のためには、手段はいくらでも検討することができる。

 ところが、手段であるはずの茨城空港建設が、目的になってしまってはおかしな話である。

 時間や費用の面での利用者の損失 を少なくするには、茨城空港建設という手段以外にも考えられるはずだ。

 そして、費用等については、
 茨城空港のような共用飛行場の場合は、県は、国が行う空港建設事業について基本施設の1/3の負担をするのみで、また、空港の管理・運営も国が行うため、同程度の規模の地方空港よりも極めて少ない負担で空港を設置・運営でき、県財政を圧迫することはありません。
http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/kuko/qa/a3.html
という。

 確かに県の財政を圧迫することはないかもしれない。県財政は圧迫しなくとも、国が管理・運営するのであるから、結局、税金で負担することを考えれば、視野を広げてトータルでみれば、税によって負担することには変わりない。

 出所が、県ではなく国ということになるだけである。

         ◇

 茨城空港建設によって、政治家の方々は、土建業者やゼネコンにパーティ券を買ってもらったり、政治献金を受けていることであろう。

 ほんとうに県民のために、茨城空港をつくったのであろうか?

         ◇

 サザエさん効果を期待して、茨城県民が茨城空港を利用すること以上に、来県する観光客を多く招くことは期待できる面がある。

 しかし、国内線の就航が期待できないところでは、茨城空港の利用にはつながらないであろう。

 そして、アシアナ航空が就航することになっているが、外国では「サザエさん」は放送されていない。

 茨城空港がサザエさんに登場しても大きな期待が持てそうもない。

 急激な景気悪化は、県内だけではない、世界的にも同様である。

         ◇

 今回の茨城空港にあたって、箱物行政のありかたについて、検討しなおし議論していくことが必要であろう。

 ハード面だけをつくればよいという時代ではない。安心・安全な生活へのサービスというソフト面の充実を求めて行きたい思う。


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