映画「まぼろしの邪馬台国」

5行メッセージ
高校時代にこの本を読んだ。
それが映画化されたと聞いて
どうしても見たかった。
イメージとは違ったが、
吉永小百合の愛に感動した。







 昭和40年代の日本に邪馬台国ブームをもたらした目の不自由な文学者・宮崎康平と、彼を支え続けた妻・和子のきずなを描く感動ドラマ。
 監督は『明日の記憶』の堤幸彦。邪馬台国を探し出すことに執念を燃やす一方、とっぴな行動で注目を集めた康平を竹中直人が演じ、どこか憎めない康平に惹(ひ)かれ、二人三脚の人生を歩む和子を吉永小百合が演じる。
 九州の美しい大自然を舞台に描かれる、太古のロマンを追い求めた夫婦の愛の物語を堪能したい。
[シネマトュデイより]
http://cinematoday.jp/movie/T0006080
http://www.mabotai.com/  ←まぼろしの邪馬台国公式サイト



 高校生の頃、古本屋で買って、通学の列車の中で、宮崎康平氏のまぼろしの邪馬台国の本を読んだのを思い出す。
 今となっては、内容を思い出せないが、感動したのを覚えている。それからというもの、邪馬台国にはまったものだ。そのあと、松本清張の清張通史の邪馬台国を読んだものだ。
 私の記憶が正しければ、松本清張の説によれば、邪馬台国はこの本では、宇佐八幡宮あたりにあったと書いてあったと思う。
 古代へのロマンをかき立てた始めの本は、やはり、宮崎康平氏のまぼろしの邪馬台国であった。
 それが、映画化されると知って、この映画だけはどうしてもみたいと思っていたのだが、ようやく見ることができた。
 イメージしていたのは、「邪馬台国はここにあった」という結論を導くような映画であった。
 しかし、その内容は、イメージしていたものと違った。

宮崎康平と、彼を支え続けた妻・和子のきずなを描く

太古のロマンを追い求めた夫婦の愛の物語

 映画の解説にある通りの映画であったと思う。

 今回感じたのは、邪馬台国がどこにあったかというよりも、宮崎康平・和子夫妻の愛の物語である。とくに、吉永小百合演じる和子であった。

 吉永小百合という女優は大女優だと、初めて感じた。名前だけは知っていたが、若い女優ばかりに目がいき、注目することは今までなかったのだ。

 昭和時代のというか、大人の女性というか、
こんなに魅力的な女性がいたんだ
 と、吉永小百合という人間に惹き込まれていってしまった。

 期待していたイメージとは違ったというのに、彼女の力で、あっという間の2時間であった。

 最初のシーンで、和子の幼少時代に、父から「日本と中国が戦争していていいものか。

戦争しないために勉強しているんだ」
というようなことが述べられていた。それが、和子の脳裏に残っていたのであろう。

 パンフレットに、宮崎和子氏のインタビューがのっていた。そこで、印象的な言葉がある。

この人について行けば面白いことがおこるような気がしたんです。

 彼と一緒になっても、これだけの人物であると、たんに秘書とか家政婦程度にしか和子氏は捉えられないことが多いのではないか。妻とは夫の付属品みたいにしか見られないのが、一般的ではないかと思う。

 しかしである。映画の中で、宮崎康平氏は、バスガールに向かい、

これからは男も女も関係なく働く時代だ
というようなことをいっていた。

 と同時に、和子氏自身も、和子氏の父親が勉強していたことが脳裏にあり、
康平氏と共に、邪馬台国を探したくなったのではないか

 そして、映画の後半で、康平氏は、
こうやっておまえと一緒に探して歩いているだけで俺は楽しい
というようなことを言う。


 お互いがお互いを求め合うような素晴らしい夫婦であったのだと感じてしまった。
 破天荒な康平を支えたと言うより、和子氏自身も一緒になって楽しんでいたのだと思う。
 私も和子氏のような女性に巡り会いたいと思ってしまった。
 この夫婦を見ていたら、邪馬台国がどこにあろうとも関係なくなってしまった。

 だから、

まぼろしの邪馬台国
なんであろう。

 そう、この映画を見たいと思ったもう一つの理由が、セリーヌ・ディオンがテーマ曲を歌っているからであった。卑弥呼のテーマ「A WORLD TO BELIEVE IN ~ヒミコ・ファンタジア~」という曲が、よりいっそうこの映画を引き立てたことであろう。

 歌といえばもう一つ。島原の子守歌である。

島原地方の子守唄 / 岩崎宏美 (音声のみ)




 どこかで聞いたことがあったと思うが、まさか、この宮崎康平氏が作詞作曲していたとは知らなかった。これもこの映画になくてはならないものであったと思う。

 康平氏のすごいと思ったところは、確かに、破天荒で、奇人扱いを受ける、とっても変わった発想や言動だったのだが、それはあまりにも時代を先取りしていたというところである。

 地方の活性化は、ここ最近叫ばれることが多くなっているが、彼は、50年も前にそれを言っていたのである。

 島原に、当時高価だったバナナ園をつくるなど、郷土愛に満ちた人物であったことも評価したい。

 彼は、島原を

観光と農業で自立させる

ということに、生涯をかけたと言ってもいいであろう。

邪馬台国の謎は未だに解明されていないまぼろしのままだが、康平と和子の夫婦愛はまぼろしなどではなく、真実であった。
 
「まぼろしの邪馬台国」の本を持って、島原の地を訪れてみたいものである。




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