安保理で北朝鮮を語ったのだが


 北朝鮮に対する安保理の決議を見直してみた。今回のことに関係すると思われるところを外務省のページより引用してみた。

国際連合安全保障理事会決議第1718号 和訳

(官報告示外務省第598号(平成18年11月6日発行))
2 北朝鮮に対し、いかなる核実験又は弾道ミサイルの発射もこれ以上実施しないことを要求する。5 北朝鮮が、弾道ミサイル計画に関連するすべての活動を停止し、かつ、この文脈において、ミサイル発射モラトリアムに係る既存の約束を再度確認することを決定する。7 また、北朝鮮が、その他の既存の大量破壊兵器及び弾道ミサイル計画を、完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法で放棄することを決定する。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/n_korea/anpo1718.html

 安保理において、アメリカ、イギリス、フランス、今回のことに関し、「何が発射されたかが問題ではなく、ミサイルの発射技術を使われたこと」が国連安保理決議違反だという。

 
 日本の高須国連大使は、「明白な国連決議違反である」という。

 「何が発射されたかは問題ではなく」というが、その前に、ほんとうに発射されたのであろうか?いまだに、信用できない。

 全くもってして、証拠たるものがあらわされていないからだ。

 何がが問題ではなく、発射があったのかという事実を抜きにして、この議論をするのは間違いであろう。

 その上で、何がが問題となってくる。北朝鮮による報道では、「人工衛星」であったという。

 それならば、安保理決議違反とはならないであろう。

 弾道ミサイルであった場合に、ようやく違反となる。

 しかし、弾道ミサイルであったということの事実が明確に認められていない。北朝鮮は、人工衛星から電波を送っているというが、その電波が受信できないことをもってして、弾道ミサイルであったということをいうことはできない。

 人工衛星ではないとか、電波を送っていないという証明にはなるけれども。

 飛翔体の映像なり、発射の際の地震計だったり、何か証明するようなものを公表すべきではないか。

 弾道ミサイルであったということの事実確認を抜きにして、新たな決議というのもおかしな話である。

 今回の様子を見ていておかしいと思ったのは、正確な事実確認を抜きにして、その後の議論が行われていることだ。

 中国とロシアの対応は、慎重である。その理由として、六カ国協議進展の妨げになるからだという。この点には、アメリカも理解を示していた。

 北朝鮮ならば、そういうことをやって当然であるという先入観や憶測があり、それが、事実確認を怠らせているのではないか。

 いや、もしかしたら、事実を確認すると都合の良くない国もあるのかもしれない。

 仮にであるが、弾道ミサイルが発射されたと言ってしまったが、実は、ほんとうに人工衛星だったりしたら、まず、絶対に公表しないであろう。

 日本が人工衛星やミサイルという言葉を使わずに、「飛翔体」という言葉を使っているのは、本当のことを知らされていないのか?知っていても公表しないのか?知られると困るのか?

       ◇

 同じようなことを、例えば、アメリカが実行したとしたら、こんなに大騒ぎにはならなかったはずである。

 北朝鮮だから、問題になっているはずだ。

 刑法上でいえば、一種の身分犯ではないかと思う。
身分犯=公務員職権濫用罪・収賄罪や業務上横領罪など、行為者の一定の身分が、その構成要件として必要とされる犯罪。

 公務員でなければ、公務員職権乱用罪の構成要件に該当しないように、北朝鮮でなければ、安保理決議1714号に該当しないのだ。

 日本の検察でさえ、同じ犯罪を犯していても、逮捕する人としない人がいるのだから、国連でも同じようなことがおきているという感じであろうか。

 今回、提案したいことは2つ。
? 正確な情報をもとにして判断して欲しいということ。? 北朝鮮に求めることは、他の国連加盟国にも同じように求めて欲しいということ。(決議1714号をもとにして)(1)いかなる核実験又は弾道ミサイルの発射もこれ以上実施しないこと(2)弾道ミサイル計画に関連するすべての活動を停止しすること(3)その他の既存の大量破壊兵器及び弾道ミサイル計画を、完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法で放棄すること

 そうすれば、地球上から核兵器はなくなるし、戦争することもできなくなるであろう。

 まずは、人に言う前に、自分で実行してからにして欲しい。安保理常任理事国から実行して欲しいものだ。

 軍事に使われていた予算を教育や福祉に充てたら、どれだけ人々は喜ぶことであろうか。

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