チョムスキー 9.11 Power and Terror


アメリカにおける最も重要な「アメリカ批判者」であるノーム・チョムスキーの最新インタビューとその記録をDVD化。“同時多発テロ”をテーマに、チョムスキーが歴史的事実のみを積み上げて語る日本人へのメッセージを収録する。出演: ノーム・チョムスキー 監督: ジャン・ユンカーマン 音楽: 忌野清志郎【映像特典】●鶴見俊輔×C・ダグラス・ラミス対談映像収録(約30分) 「DVD NAVIGATOR」データベースより

レンタルDVD店においていない作品がけっこうあるものだ。このチョムスキー 9.11 Power and Terrorの映画も、しょうがなくまたAmazonで買ってしまった。




アメリカは対テロを語る資格などない

最初に驚いたのが、このチョムスキーの言葉であった。

9・11によって、一番被害を受けてテロについて論ずるのがアメリカだと思ってしまっていた。

学生からの質問に対して、

まず、”対テロ戦争”なる言葉は眉つばです。
世界最悪のテロ国家が率いているのですから。
国際司法裁判所でテロ国家と非難された
唯一の国アメリカです。

つまるところ、

世界最悪・唯一のテロ国家がアメリカだ

というのだ。

そんなこと、聞いたことがない。

さらに、国連の安保理でも同じ意見だったという。


チョムスキー氏の他のところで語ったところによると、
 一九八〇年代のニカラグアは米国による暴力的な攻撃を蒙った。何万という人々が死んだ。
 国は実質的に破壊され、回復することはもうないかもしれない。この国が受けた被害は、先日ニューヨークで起きた悲劇よりはるかにひどいものだった。
 彼らは、ワシントンで爆弾を破裂させることで応えなかった。
 国際司法裁判所に提訴し、判決は彼らに有利に出た。裁判所は米国に行動を中止し、相当な賠償金を支払うよう命じた。
 しかし、米国は、判決を侮りとともに斥け、直ちに攻撃をエスカレートさせることで応じた。そこでニカラグアは安全保障理事会に訴えた。理事会は、すべての国家が国際法を遵守するという決議を検討した。
 米国一国がそれに拒否権を発動した。ニカラグアは国連総会に訴え、そこでも同様の決議を獲得したが、二年続けて、米国とイスラエルの二国が(一度だけエルサルバドルも加わった)が反対した。
 しかし、これが国家の取るべき手段である。もしニカラグアが強国であったなら、もう一度司法裁判を行えたはずである。米国ならそういう手法が取れるし、誰も阻止はしない。それが同盟国を含め、中東全域の人々が求めていることである。

現在の国際司法裁判所の裁判官には、雅子様の父である小和田恆氏も入っている。
チョムスキー氏の言うの通り、アメリカは、国際司法裁判所の判決で、国家として有罪になった唯一の国であったのだ。

北朝鮮のテロ国家指定解除が騒がれているが、一番のテロ国家であるアメリカをテロ国家に指定することのほうが、先ではないか。

泥棒の仲間に、見張りを頼んでいるようなものだ。



そして、映画では、ブッシュの大好きな聖書にも書いてあると下記のことをいっている。

偽善者とは、他人に適用する基準を、自分に対しては適用しない人間のことです。


ニューヨークやワシントンを攻撃されれば、テロであり、ニカラグアやキューバを攻撃してもテロにはならない。

アメリカは、まさに偽善国ではないか。


チョムスキー氏は、事実を積み上げ、論理的に語っていた。比喩が難しいなと考えるところもあったが。

このようなことがまかり通っている現在であっても、けして、悲観することなく、前向きな考えの持ち主であると感じました。

恐怖であおらないところが、すごいなと思いました。

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