ドリンクバー



 今日は,外食の日であった。
これは,子ども達に公の場に触れさせ,食事のマナーを身に付けさせ,さらに,楽しい思い出をつくり,日頃の生活へのエネルギーにできることを願ってやっている。
 
 普段,閉塞な生活をおくっている子ども達にとっては,数少ない外出の機会でもある。
 
 お店に入る前に,どのような行動をしてよいか,また,してはいけないかを確認しておいた。
そのためか,普段の生活ではみられない様子が覗えた。
 
 あいだみつおの言葉のなかに「奪い合えば足りない。分け合えば余る」というような内容のものがあったのを覚えている。

 まさに,その言葉のように,今日は,みんなで分け合って食べていた。
みんなで食べるようにと,ポテトフライを何皿か頼んでおいたのだが,
「僕,食べたから,○○ちゃん,食べなよぉ。」
「いいよ,△△ちゃんこそ,食べてよぉ。」
と,みんなで言っているのである。
 もちろん,お腹が一杯になって言っている子もいたのだが。

 国連によると、いま世界で毎日およそ 24,000人の人々が飢餓あるいは飢餓に関連した死因で亡くなっているという。そのうち4分の3は、5歳未満の子供たちである。実に 3.6 秒に1人の割合で子ども達が飢餓で亡くなっているのだ。さらに世界中で約8億人の人々が飢餓と栄養失調で苦しんでいること,彼らは十分な食べ物やきれいな飲み水がないために栄養失調になり、風邪や下痢のような病気でも簡単に死んでしまうということを話してみた。
 ただ,お腹が一杯で,無理して食べるということはしなくていいということも伝えた。

 みんな驚いて聞いていた。

 ある子どもは,秒数を数えて,「今,また,誰か死んだかもしれないね」と言っていた。

 決められた予算のなかで,自分で食べたくて注文したものを,他の子にも食べさせたあげたいという優しさ,思いやりのある言動がいくつもあった。
 
 主菜についている野菜など,メインとして考えていなかった,その子が嫌いなものでも,食べてみようかなという気持ちになり,残す事が無く食べる姿があった。
 


 注文する際に,炭酸飲料を飲みたいという子が多数いた。飲み物は水でいいので,その分,違う物を食べたいという子もいた。
 店員は,そういう場合は,全員ドリンクバーを注文して欲しいという。おねしょをしてしまう子もいるので,なるべく,飲み物はたくさん飲ませたくはなかったが,今日は,2ヶ月に一回の外食である。
子ども達に満足のいくような食事をと考えると,おねしょはどうでもよくなった。
 しかし,予算が・・・。

 見るに見かねた店員は,ドリンクバーを無料にする手続きをとってくれたのである。
ドリンクバーのサービス券を全員もっていたということにしてくれたのである。
 
 「ありがとうございます」

 機知のある女性店員に感謝いたします。

 
 そして,今日の食にありつけたことに感謝して,楽しい外食を,みんなで終えることができた。

 最後にもう一度,「有難うございます。」

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